「わわっ!おねーちゃんがテレビ出てる!」
「!」
「‥‥噂をすれば」
「もしもーし。アニ―でーす。」
『もしもし、お久しぶりです。‥‥マキです。』
『‥‥なんで敬語なの?』
「いや、なんとなく‥‥」
『お姉って言いたい事あるとよく敬語になってたね。で?』
「あー、私引っ越しするから、手紙とか送るなら新しい方にお願いね。」
『え!同棲!?』
「ちが‥くないけど!パパには絶対言わないでよね。うるさいから。」
『はいはーい。んじゃまたねー。』
「言いたいこと言って切られた‥‥」
「マキちゃん!遊びに来たの?」
「今日は違うのよー。」
「じゃあどうしたの?」
「今日から一緒に住むことになったんだけど、良いかしら?」
「えっ、マキちゃん一緒に住むの?」
「すごく嬉しいー!やったー!」
「ナオキくんもよろしくねー。」
「うん!マキ姉ちゃん!」
「いやー、マキが来てくれて助かる!ありがとう。」
「どういたしまして。」
「どうしても今調査してる事で家に何日も帰れなくて‥‥」
「ふむ‥‥そんなに大変なの?」
「なんだかだんだんキナ臭くなってきてねー」
「危ない事はしないでよね、一応4児の父親なんだから。」
「気を付けます‥‥」